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OSCE 学習・受験ガイド

2008年度医学系共用試験OSCE 学習・受験ガイド

このガイドは、受験者のために、学習方法のアドバイスと、受験時の注意事項をまとめたものです。
受験者は事前に必ず理解しておいてください。

  1. 「学習・評価項目」と「共用試験 OSCE教育・学習用 DVD」を学習の参考に
    課題は、「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学習・評価項目(以下、学習・評価項目)」をもとに作られています。
    「共用試験 OSCE教育・学習用 DVD」も参考にしてください。「学習・評価項目」に含まれていれば、DVDに含まれていない項目でも出題されますのでご注意ください。
    なお、「*」がついている項目は出題されません(理由は「学習・評価項目」を参照)。
  2. 「医学系サンプル課題シート」を受験の参考に
    出題される OSCEの課題は非公開ですが、「医学系サンプル課題シート」が公開されていますので参考にしてください。
    なお、過去に公開された「第3回トライアルの公開課題シート」は、現在の出題方針に合致していません。
  3. 受験する際の注意
    1. (1)持ち込めないもの
      タイマーつき時計、事前に作成したメモ、参考書などを試験会場(移動する通路を含む)に持込むことは禁止されています。
    2. (2)診察前の手指消毒
      速乾性消毒薬が設置されているステーションでは、課題を読む時間などを利用して診察前に手指を消毒しましょう。
    3. (3)課題シート(サンプル課題シートを参照)
      ステーションに入ったら課題を読み始めてください(音読、黙読共に可)。課題の状況設定は、各課題共通で、下記のようになっています。
      「ここは総合外来で、あなたは臨床実習の学生です。患者さんの○○さんは初対面です。」
    4. (4)模擬患者の待機
      模擬患者は、医療面接ではステーションのすぐ外に、それ以外では中に待機しています。
    5. (5)診察器具
      ステーション内に診察器具が設置されている場合は、そのすべてを使用するとは限りません。
      必要なものを選んで診察してください。
    6. (6)所見の述べ方
      課題シートに指示があれば、診察所見を評価者に向けて述べましょう。指示があるにもかかわらず所見を述べないと、評価者から所見を質問される場合があります。指示されていない所見を述べても減点にはなりませんが、受験時間が不足するので注意しましょう。
    7. (7)患者さんや介助者への声かけ
      医療面接以外のステーションでも挨拶や声かけなど、患者さんや介助者に配慮したコミュニケーションを心掛けましょう。この点も評価の対象となります。
    8. (8)左利きの学生が行う手技
      「学習・評価項目」あるいは課題シートに特に指示がなければ、左右を逆にした手技でも、右利きと同じ手技でも、どちらを行ってもかまいません。
    9. (9)評価者からの指示
      課題の設定に応じて、あるいは不必要な手技を行っている場合や、手技に手間取って先に進めない場合などに、評価者から先に進むように指示されることがあります。
    10. (10)時間切れの場合の挨拶
      課題で指示された内容を時間内に全て終えることができなかった場合でも、患者さんに挨拶をして終了しましょう。

平成19年7月7日
医療系大学間共用試験実施評価機構 医学系OSCE 実施小委員会、事後評価解析小委員会