共用試験ガイドブック 第23版(令和7年)_20250617
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試験室への入室 「入室してください」等の合図で試験室へ入室してください。受験番号、氏名を評価者に名乗ってください(大学によってやり方が異なりますので、指示に従う)。速乾性消毒薬が試験室内に設置されている場合は、手指を消毒してよく乾かしてください(身体診察前に乾いていること。課題により消毒薬がない場合もある)。すべての課題シートの位置を確認し、課題を読んでください(音読、黙読共に可)。医療面接では、試験開始前にメモ用紙に書き込むことは不正行為となります。診察器具が設置されている場合は、そのすべてを使用するとは限りません。試験開始 「開始してください」等の合図で試験を開始してください。試験時間は、医療面接は10分、その他の領域は5分です(試験室内に時計等は配備している)。医療面接では、模擬患者は試験室内か外の待合室を模した場所に待機しています。緊急処置・対応が不要であることを前提として面接を行ってください。医療面接以外では、模擬患者は試験室内の模擬患者用の椅子かベッドに待機しています。模擬患者は、課題に示された年齢や性別と異なることがありますが、課題の設定に沿って試験を進めてください。課題シートに「所見を述べよ」と指示がある場合は、評価者に向けて所見を述べてください。指示があるにもかかわらず述べないと、評価されないことがあります。課題シートに指示がない場合は、述べても減点にはならなりませんが、時間不足に注意してください。実技時間の配分を考え、模擬患者さんへの手技の説明は簡潔に行ってください。医療面接以外の試験室でも、挨拶や声かけ等、模擬患者さんや介助者に配慮したコミュニケーションを心掛けてください。この点も評価の対象となります。課題の設定に応じて、評価者から状況を説明されたり、手技時間を短縮して先に進むように指示されたりすることがあります。受験者が左利きの場合は、「学修・評価項目」あるいは課題シートに特に指示がなければ、左右を逆にした手技でも、右利きと同じ手技でも、どちらを行っても問題ありません。試験終了 「終了してください」等の合図で試験を終了してください。試験のフィードバックは行われません。時間内に実技を終了できなかった場合も、模擬患者さんへの挨拶を行ってください。全体放送や評価者等の指示に従って、すみやかに試験室を退室してください。試験室から移動 誘導係の指示に従って、静かに移動してください。不正行為と誤解されるような私語や行動を慎んでください。49

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