共用試験ガイドブック 第22版(令和6年)
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58 り,卒前から卒後への臨床医学教育の一貫性に資することになるはずです。ま た,医療面接や身体診察に協力いただいた模擬患者からの評価も実施大学にフ ィードバックされることになります。 ⑦評価は,あらかじめ定められた評価ルーブリックにもとづいて評価されます。公開されている評価ルーブリックの基本パターンを示しておきます(機構ホームページ参照)。左側には評価する項目が,上段には到達基準に達しているか否かを6段階で示しています。 ⑧機構課題の評価結果は,機構で統計処理を行って実施大学に報告され,到達判定(合否判定)は機構課題と大学独自課題の結果をもって、実施大学の責任で行 われます。 ⑨平成29年度からトライアルを実施し,令和2年度から正式実施となりました。正式実施後認めてきたCOVID-19の流行に伴う特例実施は令和4年度で原則廃止し,令和5年度からは「柔軟な運用」として一部を残すのみとしました。 ⑩実施時期は,臨床実習の全期間を終了後に各大学の学事予定に則り,機構と調整した日程で行われます。 ⑪受験者は,臨床実習の全期間を終了し,臨床実習後OSCEを受験する資格があると各大学が認めた医学部医学科ないし医学群医学類の第6学年の学生です。 ⑫受験料については,会費規定で受験者一人当たり20,000円と定められています。 Ⅱ-2 臨床実習の評価としての共用試験 58

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