共用試験ガイドブック 第22版(令和6年)
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((11))概概要要医学教育及び歯学教育モデル・コア・カリキュラムに提示された技能・態度に関する項目については,「診療参加型臨床実習に参加する学生に必要とされる技能と態度に関する学修・評価項目」(以下,「学修・評価項目」という。)(機構ホームページ参照)としてまとめられています。①OSCE(ObjectiveStructuredClinicalExamination客観的臨床能力試験)では,上記の「学修・評価項目」に準拠して技能と態度を評価する複数(8以上)の試験室(模擬患者,実技試験実施に必要な用具,機器等を配置)が用意されています。②医学系大学では,必要最低限の8課題に加えて,さらに多くの課題を設けて実施する大学もあります。③試験室ごとに実施する課題が設定されています。④技能と態度の評価を受ける学生は,順番に試験室に入り,一定時間内に要求される課題についての技能を実施し,その技能の適切さ及び態度についての評価を受けます。⑤評価者は,当該大学の教員(内部評価者)と,他大学から派遣された教員(外部評価者)で構成されています。外部評価者は,原則として機構が開催する評価者講習会等を受講した認定評価者です。⑥評価者は,標準的な一定基準に基づいて学生の技能と態度を評価し,評価表に記入します。これらを複数の課題について実施します。⑦OSCEを適正に実施し,公平性・客観性・透明性を確保するために,他大学の教員が機構から機構派遣監督者として派遣されます。医学生臨床実習前OSCE(医療面接)例 歯学生臨床実習前OSCE(基本的臨床技能)例Ⅰ-1臨床実習前共用試験の概要(OSCE)1515

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