このガイドは,受験生のために,学修方法のアドバイスと,受験時の注意事項をまとめたものです。 1) 歯学生診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-Clinical Clerkship 2) CPXでは診療参加型臨床実習の診療室において,実際の患者さんに対し行う一連の歯科治療を対象とし,92~93ページに示した1)臨床実地試験の①~⑥の項目に関する評価を行います。 3) 「歯学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)」の「G 臨床実習」の別表「臨床実習の内容と分類」の「3. 基本的臨床技能」のうち,「Ⅰ.指導者のもと実践する」「Ⅱ.指導者のもとでの実践が望まれる」に該当する口腔外科系,保存系,補綴・リハビリ系,予防・指導系の処置を中心に,記載されている処置を行います。 4) CSXでは歯石除去,う蝕除去,根管形成,支台歯形成の4課題を組み込んだ統合型共通模型を装着したマネキンを仮想患者として,実習室等で治療を行った結果の評価を行います。 5) 試験の実施時期は原則として,CPXは臨床実習期間の1/4経過以降,CSXは臨床実習期間終了日の120日前から終了後30日間までの間です。CPXでは各大学が設定した受験要件を確認してください。(受験要件を満たした学生からCPXの受験希望を申告し,受験が可能) 6) CPXでは開示されている評価項目・評価基準を確認し,受験する処置内容の予習を行ってください。 7) CSXでは開示されている課題,課題文,共通評価項目を確認してください。また,必要に応じて,課題実施に必要な器具・器材を準備してください。(準備の有無は各大学の試験環境に準拠) 8) 受験前に,各大学で配布される「歯学生診療参加型臨床実習後臨床能力試験の概要」および「臨床能力試験実施要項(学生用)」を必ず読んでください。 99受受験験前前のの準準備備 Performance Examination(Post-CC PX))は臨床実地試験(CPX)と一斉技能試験(CSX)によって構成され,本誌の92ページの「臨床実習の評価としての共用試験」に示した趣旨で,歯学生が診療参加型臨床実習を通じて身につけた臨床能力を測り,歯科医師としての資質を備えていることを評価します。 2024年度歯学生診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験 受験ガイド
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