臨床実習開始前の「共用試験」第11版(平成25年)
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129-129-Ⅲ-3歯学系OSCE(7)実施課題セット間の難易度差各学生が受験する課題セットは大学内では同一ですが,大学間では,異なります。そのため,課題セット間の難易度が異なる可能性があります。そこで,公平性の目安の指標として,当該年度の課題別の全国平均値を課題の難易度を表すものと考え,各受験生が実施した課題について,この課題別全国平均値の平均を求め,各受験生が受けた課題セットの難易度を計算したものです。平均的能力の受験生が,各課題セットを受験したときの予測得点を推定したものと考えられます。すなわち,この得点が低い場合は難しい課題セット,逆に高い場合は易しい課題セットを受験したことになります。この指標の標準偏差は2012年度,2013年度とも0.94%であり,約7割の受験生が2~3%(標準偏差±1SD)程度の小さな差の難しさの課題セットを受験していると考えられます(CBTの平均難易度と同じ考え)。051015202530354045500102030405060708090相対度数・i%・j得点率(%)総得点の‘難易度’指標の分布2013年2012年対象数2,343 2,546 最大値86.6 86.1 最小値82.5 82.3 標準偏差 0.94 0.94Ⅲ−3 歯学系OSCE相 対 度 数(%)

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