臨床実習開始前の「共用試験」第10版(平成24年)
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21-21-Ⅱ-2医学系CBT②前期分は,2011年12月~2012年3月までに実施されましたが,前期期間中では2011年12月実施大学でやや素点の平均点が低く,2012年1月~3月実施分での平均点が次第に上昇しています。なお,後期分(4大学)では,平均点が高い傾向はありませんでした。2012年度の月別実施大学数,受験者数と月別平均得点等(%)③素点の累積度数分布及び全国的な成績評価の指標正式実施開始後,素点の平均値が次第に上昇するとともに,素点80点以上の学生の割合も次第に増加し,40%を超えています。素点60点未満の学生の割合は約3%です。また,成績下位の指標となる素点の平均値-2(1.5)SD(標準偏差)は2011年度とほぼ同じです。素点の分布状況における受験者の占める得点と割合IRT標準スコアの分布状況④モデル・コア・カリキュラム項目別・問題形式別成績試験ブロック1~4に出題された単純5肢択一問題の正答率は78.6%,多選択肢2連問では84.2%,順次解答4連問では70.2%でした。コア・カリキュラム項目ごとの正答率では,Aの基本事項で最も高く,2011年度に比べてAとEはやや低下しています。モデル・コア・カリキュラム大項目別・問題形式別得点2012年度2011年度平均-2SD 61.2点60.6点平均-1.5SD 65.2点64.6点60点未満3.0%3.3%80点以上45.2%41.7%2012年度素点の累積相対度数分布累積相対度数(%)得点(100点換算)IRT標準スコアをさらに1~6段階に分けて評価しています(IRT標準スコア6段階評価)。成績の低い方の段階である段階1から良好な成績である段階6までの割合(%)を示しています。各段階は平均値が50標準偏差が10の正規分布(2006年基準集団)にあてはめた割合を示しています。各段階のレベルは段階1=30未満,段階2=30以上40未満,段階3=40以上50未満,段階4=50以上60未満,段階5=60以上70未満,段階6=70以上です。ABCDEF5肢択一多選択肢2連問順次解答4連問2012年正答率86.475.479.279.476.979.178.684.270.22012年標準偏差12.111.49.810.612.711.98.710.713.02011年正答率88.874.478.578.777.776.077.883.069.0実施大学数受験者数平均点標準偏差2011年度平均点2011年12月548477.38.075.32012年1月353,51278.18.576.92012年2月353,40278.68.92012年3月219480.29.02012年6~9月439577.69.480.378.02012年度2011年度平均-2SD3739平均-1.5SD4244段階10.4%0.2%段階23.5%2.6%段階317.4%14.7%段階434.5%36.2%段階5 26.9%33.5%段階617.3%12.7%
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